皆さんはマコモダケという植物を知っていますか?
マコモというのは、イネ科マコモアソの多年草でガマの仲間です。
マコモは2メートル近くまで成長しますが、その成長したマコモに黒穂菌の菌糸が寄生することにより大きくなります。
それをマコモダケと呼んでいるのです。
食感がサクサクとしていてたけのこにとてもよく似て甘みがあり、あっさりしているため様々な調理法で楽しめます。
気温が下がることによって、黒穂菌色素から黒い斑点が現れます。
平安時代には羽黒などに使用されていたと言われています。
この状態になると味が落ちますが、黒い斑点が出ているマコモだけも食べることができます。
マコモは日本だけではなく東南アジアにも分布しており、日本では古くから親しまれてきました。
万葉集などにも登場しており、神が宿る草と呼ばれていたそうです。
このマコモはすでに1億年前には現在の形で実践しており、ネイティブアメリカンの間ではアメリカマコモをワイルドライスと呼び現在も食べているようです。